器百態 〜飲食具から武具まで〜
2012年1月12日(木)ー3月25日(日)
器「うつわ」といえば、壺、鉢、皿などがすぐに思い浮かびますが、もともと入(容)れ物全般を表すことばです。文化の初原以来、人間の生活にもっとも広く密接にかかわってきた道具といえましょう。 まさに、世に器ならざるはなし。
たとえば、武器、武具の類にも、器に属するものが沢山あります。鎧櫃(よろいびつ)や具足櫃、矢を盛る箙(えびら)、空穂(うつぼ)、矢籠(しこ)、刀身を保護する柄や鞘をそなえた拵 (こしらえ)。またその刀剣を拵ごと納める刀筒、太刀袋、火縄銃の火薬を入れる薬籠(やくろう)、果ては討ち取った敵の首を納める首桶等々、数えれば切りがありません。
当然、その素材も石、陶磁、金属、木、竹、籐、布、紙、革など多様を極めますし、大きさも製法も施される装飾もまた多彩。 古典世界に咲いた器の千変 百態ぶりの一端を楽しんでみましょう。
開館時間 : | 午前10時‐午後6時 |
---|---|
休 館 日 : | 火曜日 |
入 館 料 : | 一般700円(600円)、大学・高校生400円(300円)、小・中学生200円(100円) ※( )内は、団体20名以上の場合 |