- 会期
- 2019年10月24日(木)~11月3日(日)
- 観覧料
- 無料
- プロフィール
- 有馬寛麿(ありま ひろまろ)
1965年 東京生まれ。本名 靖。3歳の時、大阪へ転居。
1984年 大阪の総合美術研究所にて造形基礎実技指導の第一人者 竹中保に師事。
描写 色彩 立体について徹底指導を受ける。
1985年 愛知県立芸術大学 美術学部 日本画専攻入学。
松村公嗣、片岡球子に師事。
1989年 愛知県立芸術大学 美術学部 日本画専攻 主席卒業。
卒業制作「INDEPENDENCIA 1988」桑原賞受賞。
1992年 日本美術院主催「春の院展」「院展」入選。研究会委員推挙。
2000年 日本画材による制作から 油彩 水彩 アクリルなどによる制作へ転換。
2001~2008年 天王寺学館美術研究所にて芸美大受験の実技指導を行う。
2009年 大阪から熊本県荒尾市に転居。名前を「寛麿」と改名。
2019年現在まで全国各地にて個展、グループ展 多数。
荒尾美術協会会員 現代日本美術会会員
明光学園高等学校 総合美術コース 特任講師 現在 無所属
- 作家コメント
- ここ数年古物をモチーフに制作している。ただ、描いている物は描くために手に入れたものではない。気がつけばそうしていたのだ。古物蒐集は自分が気に入った「明らかに古い本物」だけにこだわり、残念ながらいわゆるお宝的な物はほとんど無い。しかしそれらの物は、長い時を経た物だけが纏う「凄み」があり、数百年前の物だと一片の陶片でも異次元の存在感がある。
ゆえに描く時はその物に敬意をはらい、人物の睫毛一本一本を描くように精魂を込めて全力で描く。長時間出来ていない状態が続くと不甲斐無さで泣きそうになるが、目の前で見ている実物に本当に近づいてくると、美しく育った愛娘を嫁に出す時のように感慨深くなる。実物を見て「見えたまま」画面に写し取るということは、何かを立派に育て上げることのように思えてならない。
<作家在廊日> 10月24、26、27、28、30、31日、11月1、2、3日
最終更新日:[2019年10月04日]