- 公益財団法人 島田美術館
- 〒860-0073
熊本県熊本市西区島崎4-5-28
TEL 096-352-4597
FAX 096-324-8749
石田澄男 遺作展
- 会期
- 2024年2月9日(金)~18(日)
- 観覧料
- 無料
- 概要
- 2023年夏に70歳で亡くなった石田澄男さん。
熊本市の自宅には、多くの作品が残されました。
不自由な体になって半世紀の間、絵筆を握り続けた日々。
光や空気を深く見つめ、表現したその作品群を、紹介します。
- プロフィール
- 経歴
1952年(昭和27年)7月29日、上益城郡益城町(旧津森村)寺中生まれ
津森中卒業後、熊本市内の料理屋に就職、板場修業。
20歳の頃 職場の慰安旅行で行った阿蘇のホテルで、水深の浅いプール
に飛び込み、頸椎を損傷。転院を繰り返すも首から下が不自由に。
熊本市南部の「身体障害者療育施設」に入所する。
同時に、好きで才能もあった絵画の筆を執り始める
1989年37歳 施設入所中に書いた「体験作文」が、政府が募集した
「心の輪を広げる体験作文」一般市民の部で見事、最優秀賞を受賞。障
害者の日の12月9日、東京で森山真弓官房長官から表彰された。
作文の題は「恩師」。機能回復訓練を兼ねて絵を始めて向上せずに悩んで
いたころ、師の西村義人さんに「君の絵には訴える力がある」と励まされ
た。その結果、1981年熊日総合美術展に初入選を果たす。「心の自立
という観点から私の人生は大きく変わった」と書いた。それが、のちの「
在宅生活」への強い希望へとつながっていった。
1993年 施設を出て、念願だった在宅生活を始める。
熊本市島崎(現西区)に家を買いアトリエとする。
2023年7月13日 入院先の病院で死去。享年70。
〈以下画歴〉
公募展出品
1981~84年 熊日総合美術展 毎年入選
1995~98年 県美展 毎年出品
入選(95年)、努力賞(96年)、奨励賞3席(97年)入選(98年)
2002~10年 公募展「ビエンナーレKUMAMOTO」(熊日主催)
入選(02、06、08年)、奨励賞(04年、10年)
2014~21年 公募展「くまもと『描く力』」(熊日主催)グランプリ部門 毎年出品
連続8回入選
個展ほか 1991年 初個展(岩田屋伊勢丹)
2001年 島田美術館ギャラリー
07年 くまもと阪神美術画廊
07年 熊本市現代美術館の5周年企画「人間の家 ATTITUDE 2007」に選抜される
13年 火の君文化センター
14年 県民百貨店