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公益財団法人島田美術館

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ひとめぼれ桐家具展 6月4日(木)~8日(月)

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福岡県特産工芸品指定の総桐たんすを始め、桐を使った様々な家具。

ベッド、囲炉裏、テーブル、いす、棚、チェスト、食器棚、御仏壇、小物類等、一目惚れする桐の家具展です。

略歴

創業明治45年、今年103年になる老舗の手作り工房です。代表の稗田正弘は平成21年に福岡県版「現代の名工」として表彰されました。伝統の総桐たんすは福岡県特産工芸品の指定を頂いています。手造りにこだわり、一つ一つ丁寧に仕上げています。

 

 

 

青いグラデーション 犬童又郎作陶展 5/28(木)-6/1(月)

二度目の釉薬をかけ焼いたときの収縮による亀裂から生まれる文様と

自家製のもみ殻灰やワラ灰など釉薬の原料を変えることで、

青、黄、白のグラデーションが独特の器たち

犬童又郞2015

●プロフィール

1950年人吉市生まれ。1975年石川県金沢市の伊豆蔵寿郎氏に師事。1979年人吉市で開窯。1981年県美展や熊日総合美術展入選以降、西部工芸展入選・入賞(複数回)、日本伝統工芸展入選(複数回)など、数々の公募展で活躍している。日本工芸会正会員

 

 

Trangsformation: Series 2   5/21(木)-31(日)

時を経た着物や帯に新たな命を吹き込み、日々暮らしの中で使えるものに生まれ変わらせるのが私の仕事です。年代を経した着物や帯には、「歴史」の重みと何ものにもかえがたい「美」が存在し、そのような和服から生まれたバッグや小物は、いつも私たちに美をもの語ってくれます。

トランヌイーエン

作品には複数の言語で、ある「言葉」が縫い込んであります。文字は全て手縫いで、私が体験してきたさまざまな文化が映し出されています。私はべトナムで生まれ、幼い時期をフランスですごし、その後オーストラリアで成人しました。そして、今、着物と帯を生み出した日本の豊かな文化の中で暮らしています」

2015年1月、島田アート・ギャラリーで開かれた個展のタイトルを「トランスフォーメーション シリーズ1(Trangsformation: Series 1)」に続くシリーズ2。作品を創るに当たり、大いに触発されたのは、宮本武蔵とその著作「五輪の書」でした。個展では、武蔵の「地」「水」「火」「風」「空」の五つの書(墨跡)も展示されます。中でも「空」の思想はこの個展の中核を成すものです。私は、人が体験する「空」を肉体、情緒、思考、そして、霊性の四つに分け、このシリーズ中で探究していきたいと考えています。中でも最後の「霊性」としての「空」は、武蔵が著作でふれているものです。

島田アート・ギャラリーには武蔵とその弟子たちの作品が所蔵されています。それらを実際に目にする喜びと、かつ隣接する空間に自分の作品を展示できる栄誉に、私の身は打ち震えています。

テーマ「トランスフォーメーション(Trangsformation)」は、物事の「変化(Change)」を意味しいています。自然の中で目にする変化、人生において体験する変化、あるものが別のものに姿を変えること。年代を経た帯が新たなバッグに生まれ変わることもその一つなのです。成長と変化は人生の一大事です。また、武蔵が教えの中で述べている修行の重要な要素でもあります。

「トラン(Trang)」という名は、生まれ故郷ナー・トラン(Nha Trang)に因んで両親がつけました。なお、「Trang」はベトナムの言葉で「花、Ixora Coccinea, Flame of the Woods 森の炎)を意味しています。私の作品が、皆様に何らかの閃きと絆への思いを与え、そして、温かい心の共有につながれば、これに勝る幸せはありません。

Trang Nguyen

Trang Nguyen ●プロフィール

べトナム、ナー・トランに生まれ、小学校時代をパリですごす。11歳でオーストラリア、ブリズベーンに移り、グリフィス大学で近代アジア研究の学士号を取得、その後、シドニー、マクアイアリー大学にて応用言語学の博士課程を修了。クィーンズランド州トゥーンバ市と大阪府・高槻市との姉妹都市提携によって来日、英語教育に携わる。その後、東京、千葉の大学において英語、ベトナム語、フランス語の授業を担当。2011年3月、東日本大震災の後、熊本に移り現在に至る。2006年よりビンテージ帯、着物を使った織物芸術に取り組む。

 

 

日月窯 作陶展 5/21(木)-6/1(月)

福村元宏・龍太が手掛ける暮らしにすっと溶け込む器が揃います。

登り窯で焚いた食器、酒器、花器などが並びます。

日月窯

略歴

福村元宏 66歳

熊本市出身

武蔵野美術短大専攻科卒

八女市で開窯12年の後、現在の日月窯を開いて25年。日常の暮らしがより美しく、楽しく、豊かになるよう土を素材に、生活の用具を登り窯にて焼成

 

福村龍太 25歳

九州造形短期大学 院生陶芸コース卒業