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公益財団法人島田美術館

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山本幸一 陶展 10/29(木)~11/8(日)

掌中の棘

O

私のやきもの作りは、湯呑みや飯碗を作る民陶への憧れに始まりました。小石原焼(福岡県)の窯元で二年間、ロクロ、釉かけ、窯詰め、窯焚き、田植え、稲刈りを学びました。土に触れる日々の中で、ロクロで作る器だけでなく、元々形のない塊から直接手だけで作れるものへと興味を持ち始め、それは「器」であったり、ただの「モノ」であったりするようになりました。小石原から京都、イタリアと歩くなかで「やきもの=器」という当初の考えは徐々に崩れ、より自由に土に向き合うことになり、「土で何か作れるのか」ということを近年考えています。「器」と「モノ」をあまり距離感なく作り続けられたのは、学んだ土地である小石原とファエンツァ(イタリア)の名残りだと思います。

 

山本幸一 プロフィール

1947:福岡県大牟田市に生まれる

1972~74:梶原二郎氏(福岡県・小石原焼)に学ぶ

1975~76:カルロ・サウリ氏(イタリア・ファエンツァ)に学ぶ

1976:ファエンツァ国際陶芸展入選

1978:熊本市河内町に山幸窯を開く

個展、グループ展多数開催

 

 

解脱したシャツ 鈴鹿芳康展 10/29(木)~11/8(日)

 

脱いでも、

脱いでも、

温かい。

解脱したシャツ 

鈴鹿芳康の沸点 × 大畑晶子の視点

M解脱シャツ1

熊本の23枚

美術家・鈴鹿芳康氏のシリーズ作品「解脱したシャツ」の熊本版を企画開催いたします。有名無名を問わず、独自の視点で熊本の「人」を選出し、その方の着古しのシャツで作品を制作。シャツの再生を通して熊本の「人」や「生き方」を感じることができるものと考えました。

詳細は公式webサイトで→ http://www.nirvanashirt.net
プロフィール

熊本市でデザイナーをしている教え子が、恩師である美術家の展覧会を企画しました。教え子は大畑晶子、恩師は鈴鹿芳康。鈴鹿氏は京都造形芸術大学の名誉教授で、ピンホール写真やポラロドを使った作品をはじめ、形態を問わない美術表現が特徴。京都とインドネシア・バリを拠点に世界中で活動中。2004年のアルル国際写真祭ディスカバリー賞や2013年の京都府文化賞功労賞受賞は話題となった。

心書家 楽氣 「時」 10/22(木)~10/26(月)

私たちが生を受ける前から「時」は物理的である。

しかし、その形跡は確実に今の時代に継承され残されている。

この時代からさらに次の時代へ繋ぐカリグラフィー(筆文字:小篆)と古布のコラージュによってその形跡をとらえる試み。

茨木清貴

茨木清貴

1955 山鹿市生まれ

中村美子陶展 11/13(金)~15(日)

早20年、皆様に助けられての20年でした。

今回は本展を記念して色々な新作をつくってみました。

どうぞお出掛け下さい。

竜田窯

 

プロフィール(中村美子)

平成7年の竜田窯開窯以来、年に1,2回の個展を開き今年で20年になる

県美奨励賞、西部工芸展入選 他多数